ガラスコーティングとは
樹脂またはガラスパウダーを塗装表面に固定させる事で長期のコーティング効果を発揮するものです。
ガラスコーティングは施工方法も内容も塗装に非常に良く似ています。
ガラスコーティングは「汚れ落ちをよくするもの」であり、「基本的には傷防止にはならない」事を知っておいてください。
ガラスコーティングしてあれば水洗いだけでOKではなく、傷防止の為、きちんとシャンプー洗車が必要です。
傷防止に関してはプロテクションフィルムが必要になります。
詳しくはプロテクションフィルムのページをご参考ください。
ガラスコーティングの種類
ガラスコーティングの液体は放置すると
高品質樹脂になる「樹脂ガラス」
窓ガラスと同様の成分だが粉状のものになる「ガラスパウダー」
の2タイプに分かれます。
「樹脂ガラスタイプ」は「シロキサン」などのキーワードが含まれるもので
「ガラスパウダータイプ」は「アクアミカ・ポリシラザン」などのキーワードが含まれます。
樹脂ガラスタイプ(ガラスの破片のような見本がある物)
長所
艶が出る
汚れ落ちはノーマルボディより良い
施工が簡単
錆を防止する効果がある(半年以内に効果は失われるのかほとんど)
専用設備が無くても施工できる
板状の皮膜を形成する
摩擦係数が低くなるので傷は入りにくくなる
短所
耐久性が低い(約6か月~1年ほど)
耐熱温度が低い(基本的には200度まで耐えられる)
施工部位
上回り外装
施工方法
手塗り
重要ポイント
インターネットで大量売りをしているものは施工が失敗しにくいように濃度が薄い
それらは施工後野外保管3か月ほどで消失する場合がほとんど
基本的に触り心地はツルツル
ガラスパウダータイプ(CR-1 クォーツガラスコーティング Vivitガラスコーティングなど)
長所
耐久性が高い(擦れる部位でなければ7年前後は耐久)
耐熱温度が高い(純ガラスなので1000℃ほどのものが多い)
洗車などの際、汚れ落ちが樹脂タイプよりはるかに良い
短所
パウダー状の皮膜を形成=錆防止にならない
摩擦係数が増えるので傷が入りやすくなる(トップコートがない場合)
失敗しやすいので専門知識及び設備が必要になる。
施工部位
上回り外装・下回り
施工方法要
手塗り・ガン施工
重要ポイント
濃度が低いものは施工する価値がとても少ない
艶が出ない・錆も防止できない
基本的に触り心地はガラスパウダーなのでギシギシ(濃度の高いもの)
トップコーティングなどの処理をしない場合艶が出ない
施工後の取り扱い方法
基本的にノーマルボディ洗車と同じ扱い方で問題なし。
洗車後の水分を放置したままにすると、水道水に含まれるイオン成分の固着が起こる場合があり、水分が付着した場合、乾燥する前に速やかに水分を回収した方が良い。
下回りにガラスパウダーVivitガラスコーティングをかけている場合、
すべての洗車が終わったのち、取り切れていない油分(チェーングリス等)はパーツクリーナー等を布に塗布し優しく拭き上げる。
ガラスコーティング業界には「嘘」や「消費者をだます甘い言葉」が蔓延している
「9H」
「傷に強くなる」
「傷防止」
「サビ防止」
「●●層の」
「最強」
「水洗いだけでOK」
「鎧」
ガラスパウダータイプなのに「皮膜」
「紫外線カット」
「ダイヤモンド」
コーティングの説明に上記のキーワードが含まれているショップは選ばないほうが良いと思います。
中には「ダイヤモンド」といいつつ「樹脂」のようなものまであります。
ガラスコーティングは施工するショップの気質が非常に反映されやすく、
扱いとしては「塗装と同じ」ですので、専門ショップをお勧め致します。
また、コーティング後の洗車はシャンプーを絶対に使用した方が良いです。
理由として、シャンプーを使うことにより、摩擦係数を減らし、ボディに入る傷を減少させる事ができる為です。
コーティングも摩擦係数を減らすことにより、自動的に長持ちします。
シャンプーを使用した際は成分が残留しないようにすすぎはしっかり行いましょう。
パットサービスが取り扱っているコーティング剤
パットサービスは日本で初めて複数のガラス剤を施工するという手法を取ったショップです。
現在となっては複数種類のコーティングをするショップは他にもありますが、当店がこの業界の先駆けとなります。
当店が使用できるコーティング剤は10種類以上ありますが、常時使用するコーティング剤はVivitガラスコーティング一択です。
ただし、状況によっては樹脂ガラスタイプで表面のクリア塗装を補う場合もあります。
●Vivitガラスコーティング 手塗orガン施工
Vivitガラスコーティングは㈱パットサービスが取り扱うオリジナルブランド
自信を持ってお勧めできます。
濃密で強固なガラスパウダーがボディに展開し、水との親和性によりシャンプー洗車などの際汚れ落ち最大、ダストの付着低減、長時間のガラスコーティングを約束します。
また、Vivitはアクアミカタイプのコーティングとしては珍しく最終工程としてトップコーティングをハイブリッド結合させます。
これにより、最高の水弾き、低摩擦による傷防止も同時に行います。