ガラスコーティングとは
樹脂またはガラスパウダーを塗装表面に固定させる事で長期のコーティング効果を発揮するものです。
ガラスコーティングは施工方法も内容も塗装に非常に良く似ています。
ガラスコーティングは「汚れ落ちをよくするもの」であり、「中、長期的には傷防止にはならない」事を知っておいてください。
ガラスコーティングしてあれば水洗いだけでOKという事ではありません。摩擦係数を減らし傷防止の為シャンプー洗車を推奨します。
傷防止に関しては基本的にプロテクションフィルムを貼るという作業が必要になります。
詳しくは「プロテクションフィルム」のページをご参考ください。
ガラスコーティングの種類
ガラスコーティングの液体は放置すると
高品質樹脂になる「樹脂ガラスタイプ」
窓ガラスと同様の成分であるが粉状のものになる「ガラスパウダータイプ」
の2タイプに基本的に分かれます。
「樹脂ガラスタイプ」は「シロキサン」などのキーワードが含まれるもので
「ガラスパウダータイプ」は「アクアミカ・ポリシラザン」などのキーワードが含まれます。
■樹脂ガラスタイプ(ピカピカレイン ガラスの破片のような見本がある物)
長所
●艶が出る
●汚れ落ちはノーマルボディより良い(ただし、自然にできるトップコーティングが耐久している間だけ。約3か月~1年ほど)
●施工が簡単
●錆を防止する効果がある(半年以内に効果は失われるのかほとんど)
●専用設備が無くても施工できる
●板状の皮膜を形成する
●摩擦係数が低くなる事が多く、傷は入りにくい傾向となる
短所
●耐久性が低い(約6か月~1年ほど)
●耐熱温度が低い(基本的に200度まで耐えられる)
施工部位
上回り外装
施工方法
手塗り(ガン吹きはできない)
重要ポイント
インターネットで大量売りをしているものは施工が失敗しにくいように濃度が薄い場合が多い
それらは施工後野外保管3か月ほどでまだらに消失する場合がほとんどである
■ガラスパウダータイプ(CR-1 クォーツガラスコーティング Vivitガラスコーティングなど)
長所
●耐久性が樹脂ガラスタイプに比べ高い(常にこすれる部位でなければ7年前後は耐久する)
●耐熱温度が高い(純ガラスなので1000℃ほどは耐久する)
●洗車などの際、汚れ落ちが樹脂タイプよりはるかに良い(トップコーティングを結合している場合はトップコートがある期間汚れ落ちが良く、トップコートが消失した後は親水性の純ガラスベースが露出するため汚れ落ちは最後まで変わらず良い)
短所
●パウダー状の皮膜を形成するので錆防止にならない
●設備が必要な上に、施工が失敗しやすいので専門知識が必要
施工部位
上回り外装・下回り
施工方法要
手塗り・ガン施工
施工後の取り扱い方法
基本的にノーマルボディ洗車と同じ扱い方で問題ないが、洗車後の水分を放置したままにすると、水道水に含まれるイオン成分の固着がノーマルボディに比べ起起きやすい場合がある、水分が付着した場合、乾燥する前に速やかに水分を回収する事が望ましい。
詳しくは「コーティング施工後の取り扱いについて」のページ参照
パットサービスが取り扱っているコーティング剤
パットサービスは日本で初めて複数のガラス剤を施工するという手法を取ったショップです。
現在となっては複数種類のコーティングをするショップは他にもありますが、当店がこの業界の先駆けとなります。
当店が使用できるコーティング剤は10種類以上ありますが、常時使用するコーティング剤はVivitガラスコーティングとなっております。
ただし、状況によっては樹脂ガラスタイプで表面のクリア塗装を補う場合もあります。
●Vivitガラスコーティング 手塗orガン施工
Vivitガラスコーティングは㈱パットサービスが取り扱うオリジナルブランドのガラスコーティングです。
濃度が高い為施工は難しいですが、強固なガラスパウダーがボディに展開します。
Vivitガラスコーティングはポリシラザンアクアミカタイプのコーティングとしては珍しく最終工程としてトップコーティングをハイブリッド結合させます。
トップコーティングを科学的にベースパウダーコーティングに結合させることにより、ポリシラザンアクアミカガラスコーティングの欠点であった摩擦係数を長期間低減し、防汚効果を発揮します。
トップコーティングが欠損しても、水との親和性が高い純ガラスパウダーのベースコートが顔を出し、油汚れやダスト等を洗車の水であっという間に落としてしまう能力を長期発揮します。
詳しくは「Vivitガラスコーティング」のページをご参考ください。