CB750 の上回りガラスコーティング 下回りガラスコーティング フィルムコーティングの依頼です。
この車両はパッと見新車のような綺麗さで思わず、「CB750はまだ新車で購入できるのですか?」と聞いてしまいました。
実際は数万キロ走っている車両でした。
その後ちょうどお店に来ていた他のお客様も「このCB750は新車で購入できましたっけ?」と同じ事をオーナーさんに聞いていました。
綺麗の秘訣は 正しい扱い方、シャンプー洗車をした後にブロワー。とにかく傷が入る洗車はしないそうです。
正しいですね。
今回はタンクに体が接触する部分とメーターのフィルムコーティングとなります。
特にエンジンの汚れが気になっているそうです。
測定します。
その後ボディ研磨。
タンク磨いたのですが、写りづらいですね。
テールカウル グラブバー外して全部磨きます。
研磨前
研磨後
エンジンもすべて磨きます。なぜか拭き汚れが定着していて これがコンパウンドでなければ落ちません。嫌な予感がします。
磨いたあとです。この時点でお客様にご連絡して、塗装の状態およびエンジンを磨くと光沢が出てしまうので、相談しておりました。
こんな風に光沢が徐々に上がってしまいます。
研磨前 チョーキング(粉吹き)が起きています。
研磨後(ホンダマークを見ると色の違いが分かります)
ホイールもすべて磨きます。
研磨前
研磨後
この時点で完全に気付いたのですが、下回りの塗装お亡くなりになっていました。
表面がチョーキング(粉吹き)していたので嫌な予感がしていたのですが、
内部の塗装もスポンジのようになっていて、汚れを吸着していて一見きれいになっても、
脱脂作業に入ると内部から汚れがにじみ出てきてしまうのです。
結果、10時間以上磨きましたが、お客様に下回りコーティングの丁重なお断りを入れさせていただきました。
当店意味をなさないコーティングはいたしません。(耐久性が保てない部位)
よってお客様に詳しく説明した上、上回りガラスコーティングとフィルムコーティングを完了させてお渡しとなりました。
お客様もご納得していただけたので ほっとしました。
最終的にはバイクはピッカピカになっていたのでお客様は驚いていました。
ガラスコーティングは塗装の状態が良いほど効果が持続します。
特に下回りはその傾向が強く出ます。
理由は下回りはクリア塗装が無いからです。
クリア塗装がコーティングの役割を果たしているのです。
ですので、上回りは時がたっても深い傷が無い限り綺麗に再生します。
下回りのコーティングは新車または、新車に近い状態の方がより良いです。
つまり最初が肝心なのです。
ご利用誠にありがとうございました。
またの機会ぜひよろしくお願いいたします!