フィルムの施工方法には複数ありますが、大きく分けて2つあります。
①フィルムに熱やテンションを加えて大面積を貼り、後でカッターなどでカットする施工方法(画像はイメージです)
②フィルムをあらかじめ施工対象面の大きさにカットしておいて貼る施工方法
(画像はパソコン上でのカットラインです)
この二つの施工方法における長所及び短所をお伝えします。
㈱パットサービスはあらかじめカットしておいて施工する②の方法を採用しております。
①の施工方法
■長所
継ぎ目が少なく、大面積を1枚でカバーできる。(クリーニングの観点でユーザー満足度UP)
ボディの角が覆いやすい
■短所
熱などを加える為、フィルム自体が変質する。(耐キズ 透明度が落ちる ユーザーの負担増)
熱などを加える為、粘着剤が変質する。
(透明度が落ちる 粘着性能が落ちる 剥離の原因となる ユーザーの負担増)
薄いフィルムのみの施工となる。(厚みのあるフィルムを使うと部分的に薄くなる為使えない つまり耐キズ性能が低い お店側の負担減 ユーザーの負担増)
施工自体に技術が必要になるため、その店舗のみの施工となる。(遠方の方の対応不可 ユーザーの負担増)
一部分が破損した際、一枚で覆っている大部分の交換となる。(ユーザーの負担増)
貼った後カッターで切り取るために車体本体にキズが入る可能性が常にある。(剥がすまで見えない お店側の負担減 ユーザーの負担増)
ユーザー満足度UP 1
ユーザー負担増 6
お店側の負担増 0
お店側の負担減 2
②の施工方法
■長所
厚みのあるフィルムが使用できる(耐キズ性能重視 お店の負担増 ユーザー満足度UP)
無理な熱やテンションを加えない為、フィルムの性能を最高に発揮できる。
(透明度 耐キズUP ユーザー満足度UP)
一部のフィルムが傷ついても、パーツが細かく分かれているたため、交換が低コスト、容易。(ユーザー満足度UP)
遠方の方でもフィルムを配送すればオーナーさんが貼れる可能性が高い。(ユーザー満足度UP)
■短所
フィルムに負荷をかけない形や、見えにくい形、人に見られた際に誇れるなどデザイン能力が特に必要になる。(お店側の負担増)
フィルムが個別に点在している為 フィルムのエッジ部分に汚れが溜まりやすい
(汚れの除去は可能 ユーザーの負担増)
施工対象物の角が覆えない可能性がある。
ユーザー満足度UP 4
ユーザー負担増 1
お店側の負担増 2
お店側の負担減 0
フィルムは犠牲膜、状況によっては傷は簡単に入ります。(フィルム上に)
その傷はコンパウンドでは消せません。
熱を加えてキズが消せるフィルムがありますが、透明度が良くなかったり、黄色が強かったりして当店は使用しません(当店基準で)
一枚で大部分を施工したフィルムは見た目は認識しづらく、
綺麗かも知れませんが、フィルム自体を無理に施工しているため、必ず粘着力・透明度のリスクが後で顔を出します。
大部分を薄いフィルム一枚で無理に覆うよりも、より透明度の高い厚いフィルムを正しく適度に配置して、
防御力と見た目の両立を狙っているのが当店のフィルムです。
これはエンドユーザー様に利益が大きい為最優先で採用しています。
ただし、型紙で型を取ると施工時ズレがかなり発生し、結果として①と②のブレンドになる場合があります。
当店はそういう内容も考慮し世界初の3Dスキャン2Dカット3D施工をしております。
フィルムコーティングと言う新ジャンルを日本で初めて行なった当店だからこそ断言できます。
フィルムは覆えばよいという訳ではありません。
フィルムは人間の肌に近いものです。
自分の肌に熱を加えたりして、無理やりなことをするとどうなるかは判断できると思います。
正しい面積を正しくカットしてから、そっと乗せるように施工した方がフィルム自体も粘着剤も長持ちするのは明確です。
ご参考になればと思います。